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【こどもに伝えたいお金の知識】Vol.5

~お小遣いは「3つのコップ」で管理!あればあるだけ使っちゃう子が変わる魔法のルール~

【こどもに伝えたいお金の知識】Vol.5

お小遣いは「3つのコップ」で管理! 〜あればあるだけ使っちゃう子が変わる魔法のルール〜

お子さんにお小遣いをあげたとき、こんな悩みはありませんか?
「財布にお金があると、あるだけ全部使ってしまう……」

大人でも、手元にお金があるとつい気が大きくなってしまうものですから、こどもならなおさらですよね。こどもに伝えたいお金の知識・第2章のテーマは「【貯める・守る】管理の達人になる」です。

今回は、「あれば使う」状態から「目的を持って残す」へとステップアップするための、世界基準のマネー教育術「3つのコップ」についてお話しします。

1. そもそも「3つのコップ」って何?

欧米の家庭内金融教育でよく使われる手法に、お小遣いを複数のカテゴリーに分けて管理させるというものがあります。これをシンプルにしたのが「3つのコップ(または貯金箱)」のルールです。

お小遣いをもらったら、お財布に全部入れるのではなく、最初から以下の「3つの目的」に分けて入れさせます。

1

「使う」コップ

今週・今月のお小遣いとして自由に使えるお金。お菓子やちょっとした文房具を買うため。
※ここで失敗して「足りない!」を経験するのも大切な勉強です。

Spending(消費)
2

「貯める」コップ

すぐには買えない「ちょっと高いWants」を手に入れるためのお金。「これを我慢すれば目標に近づく」という喜びを後回しにする力を育てます。

Saving(貯蓄)
3

「誰かのため」

家族へのプレゼントや災害への募金などに使います。お金は自分の欲求を満たすだけでなく、人を喜ばせ、助ける力があると体感させます。

Sharing / Donating

2. なぜ「分ける」ことが重要なのか?

FP(ファイナンシャルプランナー)の視点からお伝えすると、この「3つのコップ」の考え方は、まさに大人になってからの「家計の予算管理(先取り貯蓄)」そのものだからです。

💡 大人の家計管理と全く同じ仕組み!

給料日にお金を「生活費」「貯金」「特別費(冠婚葬祭やプレゼントなど)」に分けるのと同じ仕組みですよね。

「余ったら貯金しよう」は大人でも失敗する確率が高い方法です。

子どもの頃から「お金が入ってきたら、まず目的別に分ける」というシステムを習慣化しておくことが、将来の家計破綻を防ぐ何よりの防衛策になります。

3. 今週の親子ワーク:家庭ですぐできる!実践のステップ

では、実際にどうやって始めるのか。今週末からすぐに試せる3つのステップをご紹介します。

ステップ 1
透明な容器を3つ用意する

中身が見えない貯金箱より、ジャムの空き瓶や透明なプラスチックケースがおすすめ!「お金が増えていく実感」が視覚的にわかり、モチベーションに繋がります。

ステップ 2
容器にラベルを貼る

「つかう」「ためる(○○を買う!)」「だれかのため」とラベルを貼りましょう。

ステップ 3
配分ルールを親子で決める

例えばお小遣いが1000円なら、「使う:600円、貯める:300円、誰かのため:100円」など、最初は親がアドバイスしながら一緒に比率を決めます。

✨ FPからのワンポイントアドバイス

もし「貯めるコップ」の目標を達成したら、思い切り褒めてあげてください。
そして、「誰かのためコップ」でおじいちゃんおばあちゃんに小さなプレゼントを買えたら、その時の「ありがとう」の連鎖を一緒に喜んであげてください。それが、一生モノの金銭感覚を養う栄養になります。

「あればあるだけ使ってしまう」のは、お金の管理方法を知らないだけ。
「3つのコップ」は、お金を「消費する道具」から「未来や人を幸せにする道具」へと変える魔法のルールです!

ぜひ、次の週末にお子さんと一緒に空き瓶を探すところから始めてみてくださいね!

次回予告(vol.6)

貯めたお金の預け先である
「銀行って何をしてくれる場所?」
というテーマに迫ります。ただの金庫ではない、銀行の本当の役割について紐解いていきます。お楽しみに!