新NISA完全攻略:一生使える「非課税」の聖域をどう埋める?
新NISA完全攻略:
一生使える「非課税」の聖域をどう埋める?
第1回で固定費を断捨離し、第5回では国が実践している「運用の黄金比」を学びました。投資に回すお金(軍資金)と、目指すべき投資の形(戦略)は見えてきたはずです。
では、その投資を「どこで」行えばいいのでしょうか? 答えは一択。国が用意してくれた最強の非課税制度『新NISA(少額投資非課税制度)』という最高の箱を使い倒すことです。
「制度の名前は知っているけど、仕組みがよくわからない…」という方も大丈夫。今回は、これだけ知っておけば100点満点というポイントを、スッキリ整理してお届けします!
そもそも「新NISA」は何がそんなに凄いの?
結論から言うと、新NISAの凄さは「投資で得た利益に税金が1円もかからないこと」です。通常、投資で増えた利益や配当金には、約20%の税金がかかります。
たとえば、投資信託を運用して100万円の利益が出たとしましょう。
通常の口座と新NISA口座では、最終的に手元に残る金額に「天と地ほどの差」が生まれます。
※計算を分かりやすくするための概算です。実際の税率は復興特別所得税を含め20.315%となります。
この差は、長期で資産形成をする上で文字通り「天と地ほどの差」になります。
これだけ覚えればOK!新NISA「4つの特徴」
複雑に見える新NISAですが、私たちが覚えるべきルールは次の4つだけです。
① 一生使える(恒久化)
「〇年以内に売らないといけない」という期限はありません。あなたが生きている限り、いつでも、何年でも非課税で運用を続けられます。
② 最大1,800万円まで投資できる(生涯投資枠)
1人あたり、合計で1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)の元本を非課税の箱に入れることができます。夫婦なら2人で3,600万円です。これだけあれば、老後資金や教育資金の大部分をカバーできます。
③ 枠の「再利用」ができる
「家を買うから一度500万円分を売却しよう」となった場合、売却した分の枠(元本ベース)が翌年以降に復活します。ライフイベントに合わせて、お金を出し入れできる柔軟性が魅力です。
④ 2つの「枠」を同時に使える
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがありますが、これらは同時に使えます。「どっちにしよう…」と悩む必要はありません。
「2つの枠」はどう使い分ける?
箱の中身は、大きく2つの部屋に分かれています。
| 部屋の名前 | 年間で投資できる上限 | 買える商品 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | 国が厳選した、低コストの投資信託 |
| 成長投資枠 | 240万円 | 投資信託、国内外の個別株、ETFなど |
部屋が2つあると「別々のものを買わなきゃいけないの?」と思いがちですが、そんなことはありません。
迷ったら、「つみたて投資枠」でも「成長投資枠」でも、同じ王道の投資信託(全世界株や全米株など)をコツコツ買うのが、最もシンプルで失敗のない攻略法です。
聖域をどう埋める?初心者のための「最適ルート」
「一生で1,800万円なんて、自分には埋められない…」と絶望する必要はまったくありません。この聖域を埋めるための、ステップをお伝えします。
- まずは「月3万円」から淡々と始める 第1回で捻出した3万円を、まずは「つみたて投資枠」で全額設定しましょう。これだけで自動運転モードの完成です。
- ボーナスや余裕資金が出たら「成長投資枠」へ 生活防衛資金(貯金)が十分に貯まり、さらに余裕ができたら「成長投資枠」を使って投資額を増やしていきます。
- 自分のペースで、時間をかけて埋めればいい 年間上限は合計360万円ですが、これを毎年満額で埋められる人はごく一部です。10年、15年、あるいは20年かけて、自分の人生のペースで1,800万円の箱を埋めていけば、それで大正解です。
本日のまとめ:新NISAは「やらない理由がない」最高の箱
新NISAを一言で表すなら、国が私たちにくれた「税金から守られた、資産形成の聖域」です。
口座を開設し、一度積立の設定さえしてしまえば、あとは国が自動的に非課税で運用を守ってくれます。まだ口座を作っていない方は、弊社IFAが窓口となり作ることが可能ですのでお気軽にお問い合わせください!