便利さの裏に潜むワナ?
「リボ払い」と借金の怖いお話
「今月ちょっと買いすぎてピンチ…」
「でも大丈夫、月々2,000円の支払いに変更すれば余裕!」
スマホの画面に出てくるそんな魅力的な案内。でも、ちょっと待ってください!
実はこれ、大人でも知らずにハマると抜け出せなくなる「金融の落とし穴」かもしれません。
今回は、便利に見えるお金の仕組み「リボ払い(リボルビング払い)」の正体と、手数料の恐ろしさについて分かりやすく解説します。
そもそも「リボ払い」ってなに?
買い物をしてクレジットカードで払うとき、支払い方法にはいくつか種類があります。
| 支払い方法 | 仕組み |
|---|---|
| 1回払い | 買った分の全額を、翌月にまとめて払う(手数料は0円) |
| 分割払い | 「3回」「5回」など、回数を決めて払う |
| リボ払い | いくら買っても「毎月の支払額を一定(例:5,000円)」にする |
「いくら買い物をしても毎月の支払いが5,000円で済むなんて、すごく便利じゃん!」と思いましたか?
ここが最大のトラップです。
衝撃のシミュレーション:10万円の服を買ったらどうなる?
例えば、10万円のブランド服をクレカの「リボ払い(毎月5,000円返済・手数料率15%)」で買ったとします。
「毎月5,000円なら、20ヶ月(10万円 ÷ 5,000円)で払い終わるよね?」と思いがちですが、実際は違います。
リボ払いにすると、元金(服の代金)に加えて「高い手数料」が上乗せされます。
※金利年15%、毎月5,000円の元利定額返済方式でシミュレーションした概算です。
実際の返済金額と期間
- 返済にかかる期間: 24ヶ月(2年!)
- 払う手数料(利息): 約16,000円
- 合計支払額: 約116,000円
なんと、10万円の服のために11万6,000円も払うことになります。
16,000円あれば、もう1着いい服が買えましたよね。
なぜこんなことが起きるの?
リボ払いは、「まだ返していない残りの借金(残高)」に対して、年15%ほどの手数料(利息)がかかり続ける仕組みだからです。
最初の月は、10万円に対する手数料がかかるため、あなたが払った5,000円のうち1,200円以上が手数料として消え、実際の服の代金(元金)は3,700円ほどしか減っていません。
一番怖いのは「終わりが見えなくなること」
1回の買い物なら「16,000円損した」で済むかもしれません。しかし、本当に怖いのはここからです。
リボ払いは毎月の支払額が変わらないため、「自分はいま、いくら借金しているのか」という感覚が麻痺します。
- 10万円の服を買う(毎月5,000円支払い)
- 翌月、5万円のゲーム機を追加でリボ払いにする
- 毎月の支払いは「5,000円」のまま変わらない
- 「あれ? まだ買い物できるじゃん!」と錯覚する
こうしてどんどん買い物を重ねると、毎月の5,000円の支払いのほとんどが「手数料の支払い」だけに消え、元金がまったく減らない状態(=永遠に返済が終わらないループ)に陥ってしまうのです。
借金やリボ払いと上手につきあう3つのルール
お金を借りることやクレジットを使うこと自体が悪ではありません。大切なのは「仕組みを知ってコントロールすること」です。
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1. 基本は「1回払い」
手数料がかからない1回払いを徹底しましょう。「今払えないものは買わない」が鉄則です。 -
2. 「毎月定額」の甘い言葉に注意する
「あとからリボ」「自動リボ設定」など、カード会社はあの手この手でリボ払いを勧めてきます。「定額=お得」ではなく「定額=手数料が高い」と覚えましょう。 -
3. 金利(%)を計算するクセをつける
「何%の手数料がかかるのか」「最終的にいくら払うことになるのか」を計算する習慣をつけましょう。
今日のテーマについて、ぜひ家族や友達と話し合ってみてください。
【問いかけ】
「もし『今日10万円のスマホをすぐ手に入れて、毎月3,000円ずつ払う』のと、『10ヶ月お小遣いを貯めてから10万円で買う』のなら、どっちを選ぶ?その理由は?」
未来の自分からお金を前借りするのが「借金」です。利息を払ってでも今すぐ欲しいものなのか、時間をかけて自分の力で手に入れるべきなのか、考えるきっかけにしてみてくださいね!
今週のブログはいかがでしたでしょうか?