こんにちは!FPのお金教育連載、第1章の締めくくりです。
今月は「お金の正体」や「キャッシュレス」について学んできました。
今週のテーマは、一生モノの判断スキルである「Needs(ニーズ)」と「Wants(ウォンツ)」についてです。
スーパーやデパートで繰り広げられる「これ買って!」「ダメ!」というやり取り。実はこれ、親子でお金の価値観を共有する絶好のチャンスなんです。
1. その「欲しい」はどっちの箱?
お金を賢く使うためには、すべての支出を「2つの箱」に分ける習慣をつけましょう。
生きていくために欠かせないもの
- ご飯、水
- 学校のノート
- 冬の厚手のコート
- 歯ブラシ
なくても困らないが、生活が楽しくなるもの
- お菓子、ジュース
- 最新のゲームソフト
- キャラクターのキーホルダー
- 予備のスニーカー
子供から「これ買って!」と言われたとき、頭ごなしに「ダメ!」と拒絶するのではなく、「それはNeedsの箱かな? Wantsの箱かな?」と問いかけてみてください。
ここで大切なのは、「Wantsにお金を使ってはいけない」と言っているのではないということです。全部がNeedsだけの人生は、少し寂しいですよね。
大切なのは、「Needs(絶対に必要なもの)」を優先して、余ったお金で「Wants(人生を楽しくするもの)」のどれを選ぶか優先順位をつけることです。
「全部は買えないけれど、自分にとって一番大切なWantsはどれだろう?」と考えることが、自分らしいお金の使い方に繋がります。
今週は、実際の買い物やチラシを使って、仕分けの判断力を養うワークに挑戦しましょう!
スーパーへ買い物に行った際、カゴに入れる商品を子供にチェックしてもらいます。
- ルール:「これはNeeds(家族のご飯)かな? Wants(おやつや嗜好品)かな?」と聞きながらカゴに入れます。
- 会話のヒント:「牛乳はNeedsだね。じゃあ、この期間限定のジュースはどっちかな?」と、クイズ形式にすると盛り上がります。
子供が「あれ買って!」と言ったものを、すぐに買わずに「欲しいものリスト」に書き出します。
- ルール:リストに書いてから3日間待ちます。
- ポイント:3日経っても「これは絶対に自分に幸せをくれるWantsだ!」と思えるか確認します。意外と「あ、もういいや」となるものが多いことに気づくはず。この「待つ力」が衝動買いを防ぐ力になります。
3. 「足るを知る」という最強の武器
世の中には、魅力的な広告があふれています。
「これを持っていないと損をする」「みんな持っている」というメッセージに惑わされないためには、「自分にとっての十分(足る)」を知ることが重要です。
Needsが満たされていることに感謝し、Wantsを厳選する。
このマインドが育つと、将来「周りに流されてお金を使いすぎる」ことがなくなります。
お金は、君を幸せにするための「道具」です。Needsを大切に、Wantsを慎重に選ぶことで、君は道具の主人になれます。